うな丼か日の丸弁当か。
 
てんこ盛りのごはんにタレ、そして鰻。
今月末は土用丑の日。 
夏だから、とかスタミナを、という触れ込みで鰻を食います。

あれって夏に売れ行きが悪くなる鰻の消費を活性化させるために、平賀源内とかいう昔の頭のいいひとが打ち出した策らしい。
今の時代もそれにまんまと乗せられる。


『年に一度のなんとかの日』とかってみんなこぞって同じことをする。
盆暮れ正月はまあ、あれにしてもね。
バレンタインデーやハロウィンがなんとか。
鼻で笑うわ俺。


離婚する数年前は地元の数名の人の奥様からチョコレートをいただいちゃって、帰宅するまでになんとか完食しなければと苦戦した律儀な俺というか八方美人。

家に持って帰るとトラブル。
でも、いただいたもの捨てたら申し訳ない。
板挟み心理の中間管理職気分ね。鼻血もでるわ。出なかったけど。



俺は鰻が好きだけどね、やっぱり鰻屋で食うやつが旨い。あれは鰻が旨いというのか焼き加減とタレが旨いのかも知れない。

それはどうでもいいけど、うな丼ってインパクトあるよね。うなドーン。そんなかんじ。
見た目で満腹感、食って食傷気味、げっぷ。



それに対して日の丸弁当ってどう。
白いごはんに梅干しひとつ。毎日食えるわ。

際立つよね、梅干し。夏のくそ暑いときは茶漬けでさらさら食ってごちそうさま。
塩分も補給できちゃうし、そもそも暑さで食欲のないときに鰻を食うより、あっさりといい。
梅干しを想像して唾液が出る反射は日本人のあなたなら経験済みでしょ。


俺がなに言おうとしてるか知ってますか?


とんぶりサイズでどーん。どこ見てもすごい。
「ほら、わたしすごいでしょ?食べなさい。」と圧倒的な存在感の胸よりも、だ。

「ごめんね、これだけしかないの。」
申し訳なさそうにそう言いながら俺に見せてくれる小ぶりな胸のほうがよだれ出るわ。の話がしたかったのね。


俺の好みでしかないんだけれど。
小さな胸が好きなの俺。
みなさま安心してね。俺がついてる。


いつとは言わないけど、こないだバツイチの女性とセックスをしましたの。

以前に登場した美香さんではなくて、綾子。
綾子って名前にしておく。
俺と同い年。7~8年前からたまに会ってる。
このあいだも1年以上ぶりに会った。それくらいの頻度で会うだけ。スタイルいい。


綾子はでかいの。EだかFだかってサイズらしい。
毎日胸のマッサージは欠かさないと言っていた。たぶん美乳って呼ばれるような形をしている。
たまに食うからそれなりに食えるのよ。ボリュームがひどい。
本人は自慢のどんぶりサイズだとは思うけれど。


綾子さんには年に一度乗っかればいい。
七夕も近いし、そんなムーディーな締めかたで。
今宵はこのへんでさようなららら。そろそろ夜が明けるけど。

それよりも人の奥様の日の丸弁当を月に一度食いたくなるの。よだれでるの。
さらさらあっさり食べるわけではないけれどね。



 
 
 だいたいあれなのよ。
文章というのはね、何かを対比させることによって詩的になったり奥行きが出たりするもの。

相反する言葉を並べ立てるというまやかし。
サンプルにひとつ拾ってきましたよ。

「つまずくのは、歩いていたから。
裏切られるのは、信じていたから。
失恋するのは、愛していたから。
辛いことがあるのは、ずっと幸せだったから。」


どこにでも落ちてる類いのめちゃくちゃ陳腐なやつ拾ってきた。
いい言葉だと思えた人って俺より頭弱そう。

「朝が始まるのは、夜が終わったから。
日焼けあとが目立つのは、肌が白かったから。」 そう言われているのとおんなじ。

そりゃそうだ。
だからなに?と思うのです。俺は。

水着の日焼け跡って妙にエロいです。
思わず舌でなぞっちゃうのは俺の性癖なのだろうか。 
アバンチュールねアバンチュール。


もうかれこれ20年前、沖縄の残波岬なんちゃらホテルのプールサイドでお姉さんのナンパに成功し、夜にまた会いましょうと約束をしたものの泡盛で泥酔した俺は待ち合わせ場所に来たお姉さんにいきなり抱きつき最低男の烙印をおされ、瞬時にお姉さんはホテルの部屋に戻ってしまったという類い稀なるアバンチュラーだからね。アバンチュラー。


「それもしかして私かも…。」と心当たりのある20年前お姉さんだったかたがいらっしゃるなら、メールアドレスを添付してメッセージでも送ってね。   
アバンチュールの続きをしようね。




あ、そんでね。
こないだは「お尻の小さな女の子」というタイトルをつけたから、今回は「お尻の大きな女の子」と銘打ってドン!

相反する言葉を並べると言葉に奥行きがでる。
詩的でしょ?俺ポエマーだからよ。


お尻が大きくてきれいな形をしてるとなんだか叩きたくなるのです。後ろからこうこうこうしてすぱんすぱんやりながらぺちんぺちん。

今の女の話ね。
30代半ばはまだお尻の形がきれい。 


「えー、後ろからって俺くんの顔が見えない。」

「だからおまえがこっち振り向きゃいい。そんでキスする。」

「あーん。それやらしい。」



ほらほら。
つながったまま振り向いてキスされてお尻叩かれたくなるでしょ。

そのためにもお尻は綺麗に保たねばなりません。

なんの話ってあれだよね。
くびれがあるとお尻も綺麗に見えるの。


えーっと、そこそこたくさんの人に読んでもらえた気がするおとといの記事。
 
あれでしょ?皆様タイトルに釣られたのかな。どんだけ人の不幸が好きなの。
俺は別れちゃってないよ。

もしかすっとギターの写真か。
ブサメン俺様でもギターはかっこいいね。ギターは。

Effect_20190625_024714

ジーンズ。
これ、俺のコレクションの一部なんだけれども。一部とか書くともっと持ってるように思うよね。人にあげたりして数が減ったの。今はこれだけ。20本もない。それでコレクションとか言わないでよハニー。


ジーンズが好きなの。
こだわりあるの。むしろこだわりしかない。
細かいディテール語っても誰も喜ばないから割愛ね。

買ったばかりのやつ洗うと縮むのよ。
わりと男くさい、本気のジーンズ。
量販店のじゃないやつね。


ジーンズは育てるもの。
穿いて穿いて穿きまくって洗う。くっさー。
色落ちとかリペアした跡とか、自分にしか出せない味が出てくる。
こいつらだけは俺、洗濯機で洗ったことがない。何年もかけて自分のものに育てていくの。

そういう男くさいシルエットのジーンズを女性が穿くとめちゃくちゃかっこいい。
女らしくは見えないけど、それがかっこいい。

俺はジーンズが似合う女性が好き。

白衣とかも好きだけど。
そこは女医さんでもナースさんでもいいですよ。スーツ姿もいいね。エプロン姿もたまらない。なんだったらCAさんとかもいい。
脱がせばみなさま素敵なあれよね。女ってなんであんなに魅力的なの。
そんで結局なに。

そう、ジーンズ。
俺が選んだ1本のジーンズをプレゼントしたこともある。

散々レクチャーしてね。

「最初は少し縮むしなんとかかんとかだから丈詰めるのは洗ってからね。」

「洗濯機で洗うときはどうのこうので陰干しがいいの。」

「今俺が穿いてるやつと同じブランドのだから。離れていてなかなか会えない間も俺と一緒にこいつ育ててやってくれ。わかった?

どこかのホテルで渡した。
その場で穿いてくれて、長い裾ずるずる引きずって部屋中歩き回ってた。

お尻の小さな女性だったからすごく似合う。
「パートのお仕事に行くのにいつもはいて育ててるよ。」そう言って写真を送ってくれた。



「俺くんと私の関係ってさ、
“確かなもの”になれた気がしてる。
そんな風に言ってくれた。



決定的な何かが起きたわけじゃない。でも彼女と会わなくなってもう2年くらい。
俺を信じてくれたのに。


「今度俺くんに会えるのはいつ?春?ねえ?」


その春も終わり、季節は夏に向かっている。
ごめんね、と思う。


「俺くんとはまた何年後かに会える気がずっとしてるの私。」



俺の車のトランクには、彼女と次に会うときにプレゼントするはずだったワイドパンツがずっとある。渡せずに今も。

もう流行遅れになってしまった。

でも、俺が渡したジーンズはずっと変わらない、“確かなもの”。


ずっとずっと俺のことを忘れずに育ててくれたら嬉しい。
いつかまたその姿をみせて。



↑このページのトップヘ