あれなんですよ。
俺の初めての不倫というのは、結婚した年。 
きっと20年ほど前か。

結婚初年で不倫とかその時点でくず確定のような気がするんですけれども。

理由は嫁とのセックスレスでもマンネリでも性格の不一致でもなんでもない。
俺の所有欲とか独占欲の強さってけっこうなかんじだから。


俺、既婚。相手は独身。
ゆみ、だったかな。
俺より4歳ほど年下だった。

当時は携帯電話が普及し始めた頃。
まだまだいたるところに公衆電話があって、ポケットベルという「原始的なメール」で人と連絡を取っていたような時代だったと思う。
というかそうなの。

ポケットベルというのは専用の電話番号のようなものが割り振られていてだな、なんとかかんとかで。
知りたければ検索して。
お年を召したかたには説明不要。


俺のまわりでは、やみくもに、嘘っぱちに、適当にベル番号をダイヤルする「イタベル(いたずらポケットベル)」が流行っていたの。
繋がった先が若い女性だったらいいなーという遊び。
上手く家電(固定電話)や携帯電話の番号を入手できればしめしめ、という遊び。

それに引っかかったのがゆみだった。


(中略)


「俺くんさ、奥さんと別れるって言ってくれたじゃない!」

「まあまあまあまあ…。ゆみ、落ち着いてくれよ。もしもお前が望むならふたりで逃げてみる?」


典型的なあのセリフ。
二、三流ドラマでピョン様が言ってそうなあのセリフ。
俺は20代で吐いたのね。

別れるわけない。
ほとんどの男は自分から離婚をする気なんてない。

あれから20年経った今もそう思うし、二重生活しているやつらは知っていても、よほどのことがない限り、普段の生活を支えてくれる女との関係をこちらから切るという考えに至らない。

「別れる詐欺」とでも言うのかなんと言うのか、早い話が口からでまかせ。

とりあえず関係を継続させたい気満々で挑む。

継続させたい理由も十人十色。
俺の場合、ひどい女だったから、かな。


「毎日おりものシートつけてないとスカートにシミができちゃうの」

ゆみはそれくらい濡れがひどい女でした。


いつまでそんな昔話するのか俺にも自分が読めないところはあるけれどね。

あとにも先にもあんなに濡れちゃう女は知らなくて。

「私濡れやすいの」という女性を何人か抱かせていただきましたけれども、「俺おまえよか濡れる女知ってる!」とか言えるはずもなくてですね。
ま、健全に、スムーズにセックスできればなんの問題もないんですけれどもね。

体質とか加齢とか気分とかその場の雰囲気とかあるんでしょうね。
俺は女じゃないからわかんないけれども。
あ、俺のテクニックも大いに関係あるのか。


とにかく「濡れやすい」発言されるたびに初めての不倫を思い出してしまうというお話しでした。




個人事業主なのね俺って。自営業。
一口にそう言っても腐るほどの業種があるけどね、俺のはわりと自由に時間を作ることができるのかな。
「不定休」的に休むことができる。

どこかに勤めて、定時で働いて月給貰って
給料の中から小遣い取って、人の10連休に巻き込まれながらわたくしも10連休なんです。
という生活じゃない。

大儲けしたことはないんですけれど。
でもまあ、ね。
時間と金の使い道を自分の裁量で決めることができる。

それって女性側から見てもけっこうなメリットなのかな、と思う。

「火曜の昼間がいい。」


「ん、わかった。
チケットとるね。」


最近の俺はこんなの。
もうそれが3年くらい続くのかな。 

その人に会うためには飛行機で約1時間。
いつまで続くのかわかんない。
いつまでも続けちゃいけない。


でもなーってなる。
子育てするのは当たり前のことだけどね。
奥様や子供を褒める、認めることをしないご主人のよう。
挙げ句の果てには奥様にセックスしたくないと宣言したようで。

婚姻関係が破綻しているのかと言えば、そうでもなさそうなんですけれどね。


俺より10歳ほど若いその人は、ずいぶん早婚だったらしい。

「結婚ってなんだろう」
「家族ってなんだろう」

その人は口癖のように言っていた。
悩んでいたんだと思う。



「毎日おつかれさま
ごほうびあるからね」って言われるとほっとするみたい。



過ぎたことってどうでもよくなるよね。
何か切ない話題を、と思ってブログを書きかけるんだけれども今一つ。

「そんなこともあったよね」と密かに胸に留めておくのが正解なのか。

俺って気まぐれだから今日はそんな気分。

なので俺のことをもう少し。
実は俺、ほかのブログサービスでもアカウント持ってる。
ブログを書くひとあるあるでしょうけれど。


何度もアカウントを変えて、読むだけ損するようなくだらない記事を書いてきた。
べつに人気があったわけでもないし、誰かとトラブルになったからここに逃げてきたわけでもない。


例えば「無限ループ」とか「大回転」というタイトルをつけて、記事にリンクを貼り付ける。
リンクの飛んだ先はまた俺の同じ記事。

何度も飛んで戻ってループして回転してね。と。

少数のコアなファンがいてくれて、コメントやメッセージをいただいたりはしていた。

「くだらなさが好き」
「ずっこけ感がたまらん」
「膝かっくんされたような読みごたえ」
「このブログの読者ってきっと変わってる人多いよね」
「需要あるの?これ…」

最高の誉め言葉たち。


ブログってそういう繋がりできるよね。
それがやがて、あそことあそこで繋がっちゃう関係になる。
きもちいい。
だもんで不倫という関係になっちゃうこともある。
お手軽に不倫に染まっちゃう。
でも、同じ職場で不倫するほどお手軽でもないのか。


そう。どこの誰だかわかんないやつと気軽にお話しできる。
会っちゃってセックスしちゃったらやめられない止まらないCalbee。

増えてるんですってね。そういうのがきっかけで女性が不倫に足を突っ込むの。


で、もう3年以上前かな。
確かここ、livedoorさんでもアカウント取ってブログ書いたことある。

「俺が真面目に書くブログをどれだけの人が読んでくれるのか試してみたい」というきっかけ。
向こう(Ameba)と違う雰囲気でやってみたくてたまたま選んだのがここ。

フィクション一切なしで、過去に俺が経験した不倫を記事にしてみた。
かなり切なく、読みごたえがあるものになったと我ながら思った。
右肩上がりに読んでくれる人が増えたの。

書きはじめて4日目くらいだろうか、不倫カテランキング1位とかになっちゃって、恐ろしいほどのアクセス数になった。


子供の頃から作文は得意だったんです。
大人になってもそれは変わらないのかも知れないね、とひとつの結論にたどり着いたの。

不倫というものは悪ではあるけれど、それを記事にすると需要はかなりあるんだな、とも感じた。

ランキングとかどうでもいいの俺。
でも、たくさんの人の目に触れることになってしまった俺の記事。

コメントもいただいた。
きつい言葉もたくさんあった。
不倫を叩きたい、潰したい人からの手厳しい言葉たち。

寝る間も惜しんで不倫ブログ読んでコメントしてるの?とか思うような時間に中傷コメント来まくるし。

「それ書いて何がしたいの?」
というコメントをいただいたことで、ここでの俺のブログは全部削除した。

だって、俺の文章能力を確かめてみたかっただけだから。




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