“音楽は手にした瞬間からあなたのものになります。”

もう20年経つかな。
赤坂泰彦さんがテレビ番組のエンディングで言っていたの。忘れられない。

本当は著作権とかあるけどね。
いや、そういうことではなくてさー。
なんでムード壊すのー!俺!。


音楽を自分で作ることは俺にはできない。
でも歌ったり、真似事的に奏でたりは好きなのね、俺。決して上手くはないけど。

洋楽けっこう聴いたりするの。
もちろんなんとか坂の握手会も手汗じっとりで行くけど。うへへ。


リンキンパーク。かっこいい。
メジャーだから洋楽を聴かない人も知っているかも。残念だ、チェスター。

理恵もリンキンパークをよく聴いていると話していた。病んでいる女性だったから、ボーカリストの生きざまを自分に投影していたかも知れない。



理恵と過ごしたラブホテル。
有線のチャンネルはふたりの好みで洋楽ロックにした。

誰だかわからないアーティストの曲に混ざってチェスターの独特な声とシャウトが聴こえてきた。

「あ、これリンキンじゃない?」って。

「そだね。でも聴いたことないやつだ。」

それもそのはず、当時その曲はリリースされた直後。新譜をこまめにチェックするほどの情熱は俺にも理恵にもなかったし。


ラブホテルで聴いたの。ラブホテルで。
一応貼っといたから嫌な気分にならない人は聴いてみてね。俺はラブホテルで聴いたけど。ラブホテル。ラブホテル。
でも音楽は手にした瞬間からあなたのものだよ。



きっと誰しもいろんな思い出とともに心で流れる曲ってある。
俺のなかでそのうちの1曲。

なぜそれを皆様と共有しようと思ったのか。
その謎は次号で明らかに!!する予定。


「うちフェリー乗り場で俺くん見送る。
でも知り合いとか居るかも知れないから手は振らないよ。
ここまで来てくれてありがとう。」

そんなだったのかな。

船の上と港。
見えているところでラインのやりとり。

「楽しかった。でもそろそろ出港だね。」

理恵がどんどん小さく消えていく。


夕暮れの別府湾。海と山がすごく近い。
港から離れるにつれて街全体が見える。
山の斜面にたくさんの家やホテルがみえる。
街の灯りと湯けむり。本当に綺麗な景色だったと記憶している。


「もう俺スマホのバッテリー切れそう。
忘れない。」


「うちも。」



その後、家で検索したんだな。
リンキンパークの新しいやつ。

「これだったよな?」と動画を送ったの。
それが今のやつ。


普段は洋楽を聴かない人にも聴いてもらえると俺もリンクを貼った甲斐がある。
思い出を『Burn It Down』

うわ、俺いまかっこよかった。
でしょ?





 

なんだっけね。
そうだ、どーんとなってあれです。
どーんとなった続きを書きます。


あんまりはっきり書くとちょっと俺まずい。
まずいけど大分県別府市民なんだな。理恵。

どこに住んでいても別府の温泉はテレビで観たことあるでしょ。本当に日本有数の温泉地だと思う。

えー、だいたい俺の発想って単純。
引っ越しちゃって会えなくなったなら、俺が会いに行けばいいやと考えるわけですね。
本当に単純でしょ。

俺んちから西へ西へ車を走らせる。
橋を渡り淡路島へ上陸。
淡路島がわかんない人は高速道路地図みて。

でかいんだ淡路島。
どんだけ俺を淡路島に滞在させるの、とおもえるくらいでかいんだ。
感覚的には埼玉県よりでかいんだ。
本当のことは知りませんけど。

本州から淡路島へ上陸。
そのまま淡路島とさようなら。
そうするとどこにたどり着く?

たぶんですけど俺のこのブログって女性が読んでいる率が高いんだ。なんせ不倫がどうとかこうとかだからね。

んで、女性ってなんであんなに地理が苦手なの?大丈夫かおまえ!!!ってレベルで地理音痴なひと多いよね。脳みその違いか。

まあいいや。
男でそれって男としてけっこう致命的よね。
今はナビがあるから大丈夫かも知れないけど。頼もしさ、という面ではちょっと。

次は四国なんですよ。
徳島に上陸してだな、たぶん阿波おどりの季節だったけど踊らぬあほうな俺はそのまま西へひたすら走る。
目的地は愛媛県。ポンジュースで一息つけぬまま車内でタバコばっかり吸って八幡浜ってところにあるフェリー乗り場へ。

ここから九州へ向けてフェリーが出てるの。
下調べしてフェリーを予約しておいた。
ここまで俺んちから6時間。
車ごと別府行きの船内へ。3時間の船旅。を爆睡で満喫。

「おはよう。いま別府についた。」と海辺の写真を撮り、理恵に送った。


IMG_20190614_140006

たまたま海にきたからいま撮った。
波たかい。

そこかしこから温泉の湯けむりがあがる街で理恵と再会した。

「元気だった?」


「うん。ごめんね、うちのせいで俺くんの家がめちゃくちゃになった。」


「仕方ないこと。
いずれこうなる夫婦だったの。」


そのまま二人は温泉宿でなくラブホテルへ行きました。

結局俺は別府で温泉に入ってないのね。
街の雰囲気は味わったよ。


つづく。



 

今日はなに書くの俺。
女たらしですけど。

今日は温泉の話をしよう。
日本人の疲れた心と体を癒す温泉。


日本には多くの温泉が湧き出しております。
有名な温泉地も数多くあります。
ほっこりしますよね。温泉。

「あー、日本人で良かったー。」と湯船にお盆を浮かべてビールや日本酒で一杯。
と思いきや用意したお盆を浮かべた瞬間にバランスを崩してビール風呂になった経験が一回、日本酒風呂になった経験も一回ありますよ。お盆の真ん中にお酒置かないとね、うっはー!ってなる。もしくはかなり大きなお盆を使うことが粋を嗜む秘訣だと思われるの。



このあいだ理恵さんと書いた女性、めちゃくちゃなセックスのことしか書いていないけどね、知り合った頃にあと1年で引っ越すことが決まっていると伝えられていたの。


ご主人の赴任期間が年度末で終わる。
そしたら地元で勤務することになっているって。

「俺くんとは期間限定やけん。それまでの1年間を楽しもうね。」と。


理恵の地元はかなり有名な温泉地として知られる街。「おんせん県」というのが触れ込み。
「なんとか地獄」ってのがたくさんある。

今日のブログのタイトルはそこから持ってきたよ。

出会った時点でタイムリミットが決まっていたの。わりと切ない。
そのあたりのことは数年前にここで書いたから、もう書かない。


たぶんここからがその話の続き。

当時の俺の奥さんにそのことがバレて。揉めに揉めて、結局離婚するということになって。まあまあ自業自得。

離婚しちゃうし引っ越しちゃったし。
病みはしないけれども心にどーんと、ね。


つづく。

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