昨日の夜に記事を書き上げ、投稿する直前で寝ていたみたい。今朝目覚めるとスマホはこのブログの編集画面が開かれていました。

寝ぼけたままスマホをさわる。
なんだか知らないけど書いた記事が消えるというハプニングに見舞われました。

記事を書くのに費やした俺の時間を返せ!と俺に言うわけにもいかず、なんだかなーと。
昨日の上出来だったのに。

というわけで同じ内容を再び。
  



仕事が終わり家に帰ると、奥さんは熱心に携帯電話を眺めていた。
俺が近くにいることも気付かないほどそちらに気を取られていたみたい。

どこかのタイミングで俺がいることに気付き、一瞬視線だけをこちらに向けた。

「帰ってきてたんだ。」と言ってまた携帯電話に視線を落とす。
少し慌てていたようにも見えた。


「なにか面白いものでも?」
俺はそう言いながら奥さんの携帯電話を覗きこむ。微動だにしなかった。

チラッと見えたその画面。

待ち受け画面だった。
なるほど、と思った。


人が近くにいることも気付かないほど夢中で待ち受け画面を眺めるやつなんてそうそう居ない。

俺が居るから待ち受け画面に切り替えたんだと思うほうが妥当。


疑いの目で人を見ると全てが不自然に感じてしまうもの。でも間違いなくこの人もなにか隠してるな、と思えた。
少しの間様子を見てみようと思った。


しばらくたって奥さんは携帯電話(今で言うガラケー)を寝室にある充電器に立て、風呂へ。


“やられたらやり返せ”
いつかも書いたかも知れない、俺の性分。


様子を見てみるも何も、こちらから携帯を見てやればいい。奥さんは俺が寝ている隙に俺の携帯を見たんだし。

絶好のタイミングだった。

人の電話なんか見ても嬉しい情報なんてひとつもないことは俺がいちばん良く知っているけれど、罪悪感とかモラルとかなんとかってもうどうでもいいところまで来ていたし。

やられたんだから、同じことしてやる。



フォルダを開き、メールを確認。


『今日も会えたね、ゆりちゃん❤️』


あった。 
急に心拍数が上がった。



奥さんは誰もがそう呼ぶ典型的な名前。
ゆり子。


今日も会えたね、って。


送信されたのは昨日。
昨日は奥さんは夜勤の日。昨日の夕方に職場に向かい、今朝は俺が仕事に出たあとに帰宅。明日は休みというシフト。


送信者は『※』

こめ?
笑ってしまうほど幼稚な設定。
いや、俺に見られることを想定して名前がわからないようにしてあるのか。


そのメール以外に男からだと判断できるようなメールはなかった。
どうせ削除してるんでしょ。俺にそう言うくらいだし。


どうでもいい。
化けの皮剥がしてやると思った。


次は電話番号を見ることができるアドレス帳のフォルダ。電話番号を見たって男か女かわかんないし、『※』と登録されたものも見つからなかったが、『佐藤くん』と明らかに男だと思える登録名があった。

『佐藤くん』の電話番号をメモ。

元あった充電器に携帯電話を戻す。


信頼だけで成り立っている夫婦という関係。
こんな泥仕合をしている二人は既に夫婦ではなかったのかも知れない。


しっぽを掴んだなら徹底的にやる。
中途半端にもやもやが残るのは性に合わない。

女特有の長風呂だし。

次は抜き打ちで持ち物検査を実施。

奥さんが普段持ち歩いているバッグがここに置いてある。
何度も言うけど、倫理観などどうでもいい。
何か出てくるような勘と胸騒ぎ。


財布。化粧のポーチ。ハンカチやポケットティッシュ。誰もが持っているもの一式。
それと、小さな紙袋。


中にはバイブが入っていた。
乾電池で動くオモチャね。
膣に入れるやつ。

ほらきたよ。


俺の奥さんが自分で使うために買うのであればローターを買うと思う。
ウズラの卵みたいなやつが細かく振動して、クリトリスに当てて気持ちいいってなるやつ。

セックスレスではなかったけれどオナニーはする。でも膣に指や何かを入れることはしない。20年一緒にいる。俺もそのくらいのことは知っている。


『※』が使うためのもの。
確定。


あとはそいつが誰なのか。
こめの正体はさとうくんなのか。