続きが読みたいとコメントをいただきましてありがとうございます。

続き書きます。

書きますけどしたたかに酔ってる。



なんだっけ。 
チャットレディに釣られた奥さんの浮気相手。そこから話を続けたらいいのか。



「それ間違いなく俺の嫁のことだから、いろんなこと聞き出して。」

美穂にそうお願いした。

「あんたが知っても得すること何もないのにね…。」


「いいから釣って。ゆり子とセックスしたのか、どこに住んでるのか、とにかくいろんな事聞き出して。」


「他愛のない話でメールのやり取りしてお小遣い稼ぎたいだけなのに…。あんたって本当にめんどくさい男だよね。」


美穂の情報によると、相手の男はここに隣接する市に住んでいて、ゆり子と同じ職場で働く男で、名前はワタナベと名乗ったらしい。


「ゆり子さんのこと、あんまり聞くからワタナベ怪しんでるかも知れないよ。」


「なんか言われたの?」


「そんなに相手の女性のこと気にしてどうするんですか?もしかするとご主人の知り合い?って聞かれたわ。」


「それまずいね。じゃ、とりあえず会う約束してよ。」


「は?私が?」


「うん。そんで待ち合わせ場所に俺も行くから。」


「会ってどうするの。」


「殴る。」


「あんたが傷害でやられるよ。」


「構わないから。」



それから数日後、美穂はワタナベという男と会う約束をとりつけた。


「本当はこういうのダメなんだからね!
チャットレディはサクラに徹しないと。」


「わかっております。感謝してます。」


ワタナベが待ち合わせ場所に選んだのは、
“なんとか公園の北ゾーン駐車場”。
平日の夜の7時だか8時って時間を指定してきた。

「車種と色聞かれたから私の車を答えといたよ。」


「そりゃそのほうがいい。俺の車だとゆり子から話が漏れてるはずだし。」



ワタナベとの待ち合わせ当日。

「美穂、いくぞー。」

美穂が運転して、俺は後部座席に座る。
待ち合わせ場所に近づいたら身を潜めて待つ。こちらの車の助手席にワタナベを上手く招き入れ、後ろから俺が殴ってやろうという算段。


「私そんな公園知らないよ。」


「俺が道案内するから大丈夫。」


右だ左だと後ろから言いながら目的の公園に近づいた。

「あと少しで着くから。」


「私緊張しちゃっておしっこしたくなってきた。」


「なにそれ。いろんな経験して生きてきたくせにびびってんの?まだ時間あるし、コンビニ行っとく?」


最寄りのコンビニでトイレに行く美穂。
車内でひっそりと待つ俺。


「そろそろ公園に向かおっか。」


この公園にはいくつかの駐車場がある。
ワタナベが指定した駐車場には街路灯が少ない。怪しげな男女の待ち合わせには最高なんじゃないのかと思えた。
ワタナベはこういうのに慣れているんだと思う。


同じ職場の女(俺の奥さん)だけでは満足できないのだろうか。他の女性とも待ち合わせ。
なんだか奥さんが哀れに感じた。
そういう男に唆されて、家を飛び出してね。
俺も人のこと言えた口でもないけれど。


しばらく待つと、ワタナベからサイトのメールが来たよう。

『もう着いてる?』


『駐車場で待ってますよ。』


『一人できてる?』


『一人だよ。』


『嘘だ!さっきその車、コンビニに居たよね?後ろに人影見えてたぞ!』



あれ…。


ワタナベもコンビニにいたのか。
というか美穂、おしっこすんなよ。
って俺が見られてたのがいちばんダメなのか。


『俺を騙したね。』


そうメールがきた。
その後美穂から返信するも、二度とメールが返ってくる事はなかった。



仕方ないから帰るとしましょ。
負け犬気分で帰るとしましょ。


続く。